一覧に戻る文学・評論ロシア怪談集沼野充義ロシア文学の伝統に脈々と流れる怪奇・幻想の物語を集めたアンソロジー。深い藍色の地に、白いレースのヴェールに包まれた女性像が浮かぶ。閉じた瞼、片目を覆う黒い欠落、髪に絡む小さな青い花。装飾過剰なまでに繊細な描き込みが、世紀末絵画めいた退廃と静謐をたたえる。表題の赤い縦書きが、その静けさに鋭い亀裂を走らせる。眠るような肖像と血のような朱が、ロシア的幻想の二重性をそのまま纏っている。About出版社河出書房新社出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画濱口真央+蝶葬IIIAmazonで見る