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木曜組曲〈新装版〉
文学・評論

木曜組曲〈新装版〉

恩田陸

女性作家の四回忌に集った姪と縁者たち。木曜から始まる四日間、淹れたての紅茶とともに語られる回想と疑念が、やがて死の真相をめぐる静かな対話劇へと収斂していく。深い藍鼠を背景に、緑青色の急勾配の屋根を戴く洋館がペン画と淡い水彩で描かれる。木立に囲まれて建物だけが浮かびあがる構図、開いたままの鎧戸や扉、左右に大きく余白を取った白抜きの明朝タイトル——細密な線と冷えた青のトーンが、館に閉じ込められた記憶と秘密の気配を端正に立ち上げている。

About

出版社
徳間書店
出版年
2019
判型
文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

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