一覧に戻る文学・評論チーム・オベリベリ 上乃南アサ明治期、北海道・帯広の地を「オベリベリ」と呼ばれていた頃に開拓へ向かった人々を描く長編小説。実在の依田勉三と晩成社の足跡を下敷きに、未開の原野へ挑む若者たちの群像が綴られる。表紙は青の濃淡で構成された雪原の風景画。手前には風になびく枯草が線描で並び、遠景の山並みと小さな赤い屋根の家屋がぽつりと添えられ、画面全体に白い雪片が散る。和紙のような地の風合いが寒気を和らげ、過酷さの中に微かな温もりを灯す。広がる雪と一点の灯りが、極北の地に根を下ろそうとした人々の孤独と希望を静かに照らし出している。About出版社講談社出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁長﨑綾(next door design)装画坂内拓Amazonで見る