
空白の起点
笹沢左保が一九六一年に発表した同名長編を、有栖川有栖の選で読み直す「必読!Selection」第二弾。失踪と疑惑が静かに連鎖していくサスペンスの起点を、いまの読者へと差し出す一冊。表紙は瞳に光を宿した女性の顔が大判のイラストで据えられ、背後には海辺に立つ二人の人影と草花の断片がコラージュのように覗く。淡い水色の地に「INTO THE VOID」「1961」の英数字と縦組みのタイトルが交差し、過去の物語に再び入っていく感触を呼び込んでいる。
About
Credits
- 装丁
- 坂野公一(welle design)
- 装画
- やまがみ彩

















