一覧に戻る文学・評論すみれ荘ファミリア凪良ゆう下宿「すみれ荘」に集う人々のささやかな食卓と、そこに潜むやわらかな秘密を描く長編。夜の庭にしつらえた長テーブルを囲み、兎や猫の面をつけた人物たちが料理を前に静かに語らう光景がカバーいっぱいに広がる。濃緑の葉に映える桃色の花、星のまたたく空、画面を上下に貫く蛍光黄緑の大判タイトルが、穏やかな高揚を運ぶ。仮面越しの団欒という構図が、家族未満の親密さをそっと照らし出している。About出版社KADOKAWA出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画ゆうこAmazonで見る