一覧に戻る文学・評論抱く女桐野夏生学生運動の熱が引いた1970年代初頭、二十歳の女子大生が自らの身体と関係性に向き合う長編。表紙はアスファルトに腰を下ろした若い人物の脚と腕を間近に捉えた一葉で、青と紫に転んだ色味とざらついた粒状感がフィルム時代の空気を漂わせる。ジーンズ、履き古したスニーカー、黒く塗られた爪先。右上には白い明朝体のタイトルが縦に落ち、写真の生々しさと活字の静けさが、抱くこと/抱かれることのあわいで揺れる主人公の輪郭を静かに浮かび上がらせる。About出版社新潮社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室カバー写真Stefano Leonardi+Millennium Images+UK+amanaimagesAmazonで見る