一覧に戻る文学・評論あたしたち、海へ井上荒野大人には見えない少女たちの孤独な魂にそっと寄り添う長編。海の向こうへ発つ前に、会いたかった人、謝りたかった人がいた——その小さな決意が物語を静かに動かしていく。淡い水色を背景に、白いブラウスと赤いリボン、グレーの髪で描かれた三人の少女が斜めに連なる表紙。やわらかな線と透けるような色彩は思春期の輪郭の頼りなさを写し取り、空と海の境を思わせる青の余白に、彼女たちの行き先がそっと残されている。About出版社新潮社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画合田里美Amazonで見る