一覧に戻る文学・評論ワンダフル・ライフ丸山正樹光と命をめぐる物語を、誰かの「ワンダフル」な生を静かに掬い上げる短篇集として手渡す一冊。カバーは木漏れ日のなかにたたずむ女性の姿を、輪郭をほどくようなにじみで描き出し、橙と白の光が肌と葉のあいだを行き来する。細身の明朝で組まれたタイトルは句点を挟んでゆるやかに改行され、像の柔らかさを乱さない位置に静かに置かれている。曖昧な像と整えられた文字組の対比が、こぼれ落ちそうな日々のかけがえなさを、過剰に語らずに伝えてくる。About出版社光文社出版年2024年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画わじまやさほAmazonで見る