一覧に戻る文学・評論タイムマシンに乗れないぼくたち寺地はるな誰にも言えない居心地の悪さや寂しさを抱える人々を描いた、7篇の短篇集。淡いクリーム色の空に、長い首をしならせる恐竜の背中。その上には小さな人影がぽつりと腰かけ、輪をまとう惑星や漂う球体、白い粒子が周囲を巡る。輪郭をやわらかくにじませた水彩のタッチが、時間とも宇宙ともつかない奥行きを呼び込む。乗り遅れたと思っていた場所で、ふと隣にだれかがいたことに気づく――そんなまなざしを、一枚の絵が静かに引き受けている。About出版社文藝春秋出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁野中深雪装画牧野千穂Amazonで見る