一覧に戻る文学・評論浮遊霊ブラジル津村記久子ありふれた日常に潜む奇妙さや、生と死のあわいを、しなやかな観察眼で描く短篇集。表題作のほか、川端賞受賞作「給水塔と亀」を収める。カバーには、夜空のような黒の層、黄色く広がる大地、白く縁取られた島影の浮かぶ青い海が、手描きの細い線で層をなして描かれている。中央には淡いピンクの楕円が雲のように浮かび、その内側に縦書きの題字と著者名が静かに収まる。地と海と空が一枚に同居する世界のなかに、ふっと立ち上がる文字の余白が、浮遊する魂の居場所を思わせる。About出版社文藝春秋出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子Amazonで見る