一覧に戻る文学・評論砂に埋もれる犬桐野夏生貧困と虐待の連鎖の果てに、母という牢獄を抜け出した少年が女たちへの憎悪を加速させていく長編。砂粒のような白い点が無数に散る茶褐色の地に、題字の文字がばらけて置かれ、いくつかは画面の縁で途切れ、半ば埋もれていくように見える。著者名のみが上部で静かに整列し、地と文字の引き合う関係そのものが、物語の力学を視覚化している。About出版社朝日新聞出版出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁水戸部功装画フランシスコ+デ+ゴヤAmazonで見る