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海亀のテント
文学・評論

海亀のテント

小池正博

言葉の意味が静かにずれていく感覚を、軽やかな批評精神で掬い取る川柳句集。日常の景色に潜む違和や可笑しみが、短い韻律のなかで思いがけない像を結ぶ。表紙には、雲の浮かぶ空を切り抜いたような半円形のシルエットが四つ、白地に縦に積み重なる。三段はミントグリーン、間に一段だけ淡いピンクが差し込まれ、規則の中の小さな逸脱が際立つ。タイトルは明朝の縦組みが横に倒れたような配置で、文字自体が遊びを始めている。整列の中に一句だけ違う色が紛れ込むこの構成は、定型のなかで言葉をずらす本書の手つきと静かに響き合う。

About

出版年
2022
判型
四六判 / A5判 サイズ
ジャンル
文学・評論

Credits

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