一覧に戻る文学・評論やまのめの六人原浩嵐の館に集う訳ありの男たち。五人だったはずが、気づけば六人いる——善人不在の密室ホラー・ミステリ。黒地に浮かぶのは、虎・蛙・道化の頭部をまとったスーツ姿の三体で、油彩のような筆致で描かれる。白く大きな縦組の明朝タイトルと、ピンクの帯に置かれた太字「誰が、怪異か。」が、画面に張りつめた緊張を走らせる。顔を持たぬ者たちの輪郭が、誰が紛れ込んだ異物かわからぬ物語の不穏をそのまま体現している。About出版社KADOKAWA出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂詰佳苗装画太田侑子Amazonで見る