一覧に戻る文学・評論本日は大安なりある一日に交差する人々を描いた物語。タイトルの「大安」が示す通り、祝祭の気配が全体を貫いている。表紙には、白いドレスの女性が紅い帳のような背景から舞い散る花弁とともに身を躍らせる姿が描かれる。淡彩の滲みと、力強い筆致の和文タイトルが響き合い、晴れがましさの裏にひそむ揺らぎを余白に漂わせる。下方に覗く青と小さな魚影が、ハレの日の足元を流れる別の時間を静かに示している。About出版社KADOKAWA出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画さやか