一覧に戻る文学・評論不在彩瀬まる誰かが去ったあとの部屋に残る気配を、静かに掬い取る短編集。喪失や別離をめぐる感情の機微を、抑えた筆致で描き出す一冊。表紙は薄暗い書斎の写真で、点灯したランプの琥珀色の明かりだけが木の机と開かれたノート、マグカップ、ペンを浮かび上がらせている。タイトルの白い明朝体は大きく抜かれ、ついさっきまで人がいたような机上の静けさと響き合う。光と影の落差が、「不在」という言葉に体温を残している。About出版社KADOKAWA出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオカバー写真加藤新作Amazonで見る