一覧に戻る文学・評論水やりはいつも深夜だけど日々の暮らしの陰でひそやかに営まれる、夜ふけの水やりという行為に託して、人の孤独や祈りの輪郭をたどる短篇集。表紙には、薄いカーテン越しの逆光のなか、椅子に腰かけて大きなくまのぬいぐるみを抱きしめる少女の写真が据えられる。ピンクの毛並みと白い光、深く落ちた影のコントラストが画面を静かに分け、上部の余白に明朝体の縦組タイトルと著者名が控えめに置かれる。誰にも見られない時間に灯る心の動きを、抱きしめるという仕草に重ねた一冊。About出版社KADOKAWA出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオカバー写真石川祐樹