一覧に戻る文学・評論いまは、空しか見えない白尾悠二人の少女の出会いと、生きるための闘いを描いた長編。R-18文学賞の大賞・読者賞をW受賞した一作である。カバーには横顔をのぞかせる少女と、髪を伸ばして俯く少女が並び、淡いピンクと水色の斜めストライプが背後を横切る。片目だけに重ねられたくすんだ黄の円が、視線の重さと、まだ言葉にならない感情の在り処をそっと指し示すかのよう。硬質な線描とやわらかな色面のコントラストが、彼女たちが抱える緊張と痛みを、そのまま装いに引き受けている。About出版社新潮社出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画akira muraccoAmazonで見る