
浮雲心霊奇譚 赤眼の理
江戸を舞台に、赤い瞳で死者の魂を見通す憑きもの落とし・浮雲が怪異と対峙する心霊奇譚シリーズの一作。表紙は黒い背景に白装束の人物を据え、片手で口元を覆う仕草越しに、こちらを射抜く深紅の双眸が浮かぶ。胸元から落ちる赤い帯と眼の朱だけが画面を貫き、墨に近い陰影とにじむような筆致が和の情緒をまとう。タイトルは縦組みの明朝で右上に大きく置かれ、英字の小さな添えが静けさを引き締める。闇に灯る赤が、人ならざるものを視る者の業をそのまま物語っている。
About
Credits
- 装丁
- 坂野公一(welle design)
- 装画
- zunko

















