一覧に戻る文学・評論花に埋もれる彩瀬まる人と人とのあわい、痛みや欲望が静かに息づく短篇集。英文芸誌『GRANTA』掲載作を含む作品集として編まれている。表紙には、黒い背景に咲き乱れる白い木蓮らしき花々が広がり、その間から伸びる素肌の腕が二本、互いの指先をそっと絡め合うように描かれる。柔らかな朱の肌色と乳白色の花弁、墨を思わせる地の対比が、水彩の滲みを残したまま画面に深い陰影を生む。花に半ば埋もれた手の所作が、書名のひそやかな官能をそのまま掌に受け止めている。About出版社新潮社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画中島梨絵Amazonで見る