一覧に戻る文学・評論華に影 令嬢は帝都に謎を追う永井紗耶子明治三十九年の帝都東京を舞台に、伯爵毒殺事件の謎を勝気な華族令嬢と怜悧な書生が追う明治謎解き譚。表紙では洋装の令嬢と袴姿の青年が、花の紋章を抱く金の額をはさんで左右対称に配される。垂れ落ちる赤い帳や桃花、足元の絨毯文様が明治の華やぎと舞台性をたたえ、太い明朝で組まれた題字が物語の翳りを引き締める。様式美の枠の中に立つ二人の構図そのものが、対照的な人物像と時代の重層を静かに語っている。About出版社双葉社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画青井秋Amazonで見る