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ちょっと一杯のはずだったのに
文学・評論

ちょっと一杯のはずだったのに

志駕晃

ふと立ち寄った居酒屋で、軽い一杯のつもりがいつしか深い場所へと連れていかれる──そんな日常の綻びを描いた小説。表紙には、酒席をやや上から見下ろした俯瞰の構図でテーブルを囲む人々が描かれ、料理の皿やジョッキ、うつむき加減の頭頂部が連なる。全体は琥珀色のグラデーションに染め抜かれ、ビールの色か、ほろ酔いの視界そのもののようでもある。タイトル文字は明朝の白抜きで大きく置かれ、賑わいの底に潜む不穏を、温度のある色のなかに静かに沈ませている。

About

出版社
宝島社
出版年
2018
判型
文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

装丁
菊池祐ライラック
装画
田中寛崇ライラック
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