一覧に戻る文学・評論失われた過去と未来の犯罪小林泰三記憶の改竄や脳科学を題材に、過去と未来の境界が揺らぐ犯罪を描いた連作短篇集。深いブルーで埋め尽くされた基盤回路のような背景に、鏡像のように向かい合う二人の少女が立ち、その間を赤い細いリボンがほどけて宙を漂う。タイトルは黒地の額に白抜きで静かに収められ、足元の鍵盤と無数の電子部品が、有機的な身体と機械的な記憶装置の境目を曖昧にする。失われたものと、これから起こりうるものが同じ回路の上で反響する一冊。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大原由衣装画吉田ヨシツギAmazonで見る