一覧に戻る文学・評論遭難、本谷有希子同僚の山岳遭難をきっかけに、職員室に潜む嫉妬や苛立ちが少しずつ露わになる中編。日常の足元にふいに口を開ける、小さな「遭難」を乾いた筆致ですくい取る。クリーム色の地に、繊細な線で描かれた若い女性の半身が大きく配される。淡い水色の太い明朝体タイトルが図像と重なり合い、左には黒の縦組みで著者名が控えめに置かれる。線の儚さと色面の軽やかさが、表題に添えられた読点の余白と静かに響き合っている。About出版社講談社出版年2007年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁佐々木暁(カレラ)装画瀧波ユカリAmazonで見る