一覧に戻る文学・評論豊臣探偵奇譚獅子宮敏彦豊臣秀吉の時代を舞台に、史実の人物たちが探偵役として難事件に挑む連作短編集。安土桃山の世に流れる謀略と人の業を、軽妙な推理劇の枠に落とし込んだ歴史ミステリ。カバーには着物姿の女性と僧体の男が背中合わせに立ち、その周囲を槍を構える兵や旗指物、騎馬の輪郭が淡い水墨調で取り巻く。金、藍、朱の和の色面と墨の濃淡が交錯し、絵巻物の断片を貼り合わせたような構図。タイトルは白の明朝体で中央に大きく据えられ、絢爛な画面に静かな芯を通している。乱世の喧騒と謎解きの理知、その両方を一枚の絵に畳み込んだ装画である。About出版社早川書房出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画アオジマイコAmazonで見る