一覧に戻る文学・評論狼の王子Christian+Moerk+堀川+志野舞アイルランドを舞台にした、語り部の死をめぐる物語。原題『DARLING JIM』、ハヤカワ・ポケット・ミステリの一冊として訳出された長編である。生成りの地に、横顔の狼が白い線描で浮かび上がる。細密な毛並みのストロークと、わずかに青みを帯びた瞳だけが密度を持ち、ほかは余白に溶けていく。タイトルは淡いブルーグレーで縦に控えめに配され、下端の太い茶帯と円形のシリーズエンブレムが、判型の小ささを引き締める。獣の眼差しに宿る静かな気配が、伝説と現実の境を物語る一冊の佇まいを、そのまま表紙にうつしている。About出版社早川書房出版年2013年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁水戸部功Amazonで見る