
レオノーラの卵 日高トモキチ小説集
博覧強記と遊び心が交差する、自在な短篇集。多彩な創作で知られる著者の、初めての小説集である。表紙は黄と若草色の縦縞地に、白黒の細密画を据える。竜巻状に渦巻く器のなかで、星、太陽、雨雲、サイコロ、幾何結晶や歯車めいた図像が同居し、木口木版を思わせる細線で彫り込まれている。右肩に縦組みの題字、足元には赤い帯。色面の明るさと線描の濃密さが拮抗し、頁を開く前から物語の万華鏡を予感させる。
About
Credits
- 装丁
- 坂野公一(welle design)
- 装画
- 磯良一

















