一覧に戻る文学・評論百万円と苦虫女家族との折り合いに躓いた女性が、百万円を貯めては見知らぬ土地へ移り住むことを繰り返す物語。淡々と居場所を変え続けるその歩みが、社会との距離感を静かに映し出していく。表紙は架空の百万円札を三段に積み、ピンク・水色・黄色のストライプで彩った構成。線描による紙幣の意匠は遊び心を帯びつつ、繰り返される矩形が転居の反復を思わせる。手書き風の題字と細密なペン画が、軽やかさのなかに人物の屈託をそっと潜ませている。About出版社オオツカユキコ出版年2012年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大島依提亜(カバー・帯・表紙・本扉)装画オオツカユキコ