食卓の風景を入り口に、資本主義・貧富の差・グローバリズム・SDGs・環境問題まで射程を広げ、「食」を通して現代経済の仕組みと選択を解きほぐす一冊。鮮やかなレモンイエローの地に、巨大な皿を囲んで肉や野菜、鶏や地球、SDGsのアイコン、人々の小さな営みがひしめき合うイラストが躍る。手書き感のある黒い明朝のタイトルが画面を大きく横断し、帯の「食べ物は踊る、未来が変わる。」が呼応する。にぎやかな食卓の絵と硬質な学問の言葉を同じ画面に並置することで、日常の一口が世界の経済とつながっていることを軽やかに告げている。