一覧に戻る文学・評論台風家族市井点線父親が起こした強盗事件から十年──台風のように家族を散らした出来事と、その後の歳月をめぐる長編。映画と小説、双方の形で同時に立ち上げられた物語である。淡い空色を背景に、白く大きく抜かれた題字が画面いっぱいに広がり、その文字の合間を縫うようにセーラー服の少女、赤い傘の女、駆けだす男など、誇張の効いたタッチの家族の姿が散らされる。題字と人物がぶつかり合う構図そのものが、まさに台風の渦中にいる一家の遠心力を静かに伝える。About出版社キノブックス出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画茂苅恵Amazonで見る