
1869年創刊の科学誌『NATURE』が、その黎明期にいかなる言葉を世に放っていたのか。創刊150周年を機に、当時の誌面を丹念に読み解き、科学・宗教・社会の交差点に立ち会った人々の姿を浮かび上がらせる一冊。淡いグレーの地に黒の極太明朝で「NATURE」を大きく据え、机に向かう男性のモノクロ写真を円形に切り抜いて配置。サーモンピンクの腰巻に「scientistという言葉がなかった時代」と掲げる対比が、近代科学が立ち上がる前夜の温度を静かに伝える。
著ジェーン・スー
装丁西垂水敦+市川さつき+krran
装画あべさん
光文社 / 2022年
文学・評論