
幼い日の言葉の記憶、地元・高知との距離感、京都での青春、東京で働きながら文章を書く日々。同世代の誰よりも本を読み、書くことで誰かの孤独に寄り添おうとする全篇書き下ろしのエッセイ集。表紙は淡いミントグリーンの地に、横顔の少女、半分に割られたグレープフルーツ、伏せられた一冊の本という三つの素朴な線画が散らされ、白抜きのタイトルが余白を生かして大きく組まれる。手描きの柔らかさと余白の静けさが、読書とともに歩んできた日々の手触りをそのまま装丁に移したかのようだ。
著SeeleyThomasD.、西尾義人
装丁大倉真一郎
青土社 / 2021年
科学・テクノロジー