社会・政治
病者障害者の戦後 ―生政治史点描―
立岩真也
国立療養所を起点に、戦後日本における病者・障害者の処遇と〈生政治〉の歴史を、サリドマイドや筋ジストロフィー、ハンセン病など具体的な現場から描き出す論集。カバーは上半分を鮮やかな青の矩形で区切り、そこに副題と著者名を載せる。下半分の白地には、主タイトルの太い明朝が紙面からはみ出すほど大きく配され、その下に内容紹介の縦組み小活字がびっしりと並ぶ。色面の対比と、巨大な文字/微細な文字の落差が、制度が覆い隠してきた個々の声を浮かび上がらせるような構成になっている。