一覧に戻る文学・評論しっぽがない小沼純一音楽や文学を横断して書き継いできた著者による、随筆と詩のあわいを行き来する一冊。日常のなかでふと立ち止まる視線や、言葉にしきれない感情の輪郭が、短い断章として綴られる。表紙はくすんだ黄土色の地に、長い髪の人物がしゃがみ込み、傍らの大きな鳥のような生きものへそっと手をのばす一場面が黒い線描で配される。墨の濃淡をおさえた素朴な筆致と、上部に小さく置かれた白い明朝の題字。余白を多くとった画面が、しっぽを持たないもの同士の距離と、その間に流れる静かな時間を浮かび上がらせる。About出版社青土社出版年2020年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁六月Amazonで見る