一覧に戻る文学・評論ショートショート千夜一夜田丸雅智掌編小説の名手による物語集。タイトルが示すとおり、夜ごとに語られる小さな不思議が連なる構成を予感させる。表紙に描かれるのは夜の参道だ。立ち並ぶ提灯の灯りの上を朱色の大きな金魚が悠然と泳ぎ、石段の中央には着物姿の少年が佇む。傍らには黒猫、左右には狛犬が控え、現実と夢の境目がほどけたような情景が広がる。深い藍と黒を背景に、提灯の橙と金魚の朱だけが静かに浮かび上がり、一夜ごとに開かれる物語の入り口を思わせる一冊。About出版社小学館出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画almaAmazonで見る