一覧に戻る人文・思想梟の胎動和代(1967-)+福田タイトルが示唆するのは、夜行性の獣がひそかに動き出す瞬間、あるいは何かが孵化する直前の静けさ。表紙には対をなすように描かれた二人の少女の肖像が並ぶ。深い赤を背景に、黒いジャージに走る赤のラインが垂直の動線を刻み、片方の頬には涙のような模様が滴る。視線は交わらず、それぞれ別の方向を向いたまま。張りつめた静止の構図と、重みのある書題が、表に出ない胎動を視覚へと変換する。About出版社光文社出版年2023年判型文庫ジャンル人文・思想Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画雪下まゆAmazonで見る