一覧に戻る文学・評論匣の人松嶋智左匣(はこ)」をタイトルに据えた一作。鳥瞰で切り取った夜の交差点、信号待ちの車、ぽつりと黄色く灯るコンビニの窓だけが温度を持つ。深い青緑のトーンが街全体を沈め、画面下には四角く囲われた区画が暗く落ち込む。「匣」の字は白抜きで大きく置かれ、文字自体が囲いの形をなして、見下ろす都市の構図と静かに響き合う。閉じた場所に潜む気配を、距離を置いた視点で立ち上げる装丁。About出版社光文社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画草野碧Amazonで見る