一覧に戻る文学・評論僕の未来だった君へ鳥海嶺タイトルに含まれる「未来だった」という時制のねじれが、過ぎ去った時間と訪れなかった明日の両方を静かに抱えている。装丁は青紫の夜空を背景に、散る桜の枝の下で寄り添う二人をやわらかな筆致で描く。足元には水紋がいくつも広がり、舞う花びらに混じって白い結晶のような光が小さく瞬く。縦組みで白く抜かれた和文タイトルがイラストにそっと重なり、淡い光と影のグラデーションのなかに、失われた時間と再会の予感を一枚の絵に閉じ込めている。About出版社小学館出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁山下知子(&Y design)+GRACE.inc装画げみ(Karon)Amazonで見る