
WIRED日本版の初代編集長として21世紀の思考の最前線に触れてきた書き手が、7年間に綴った原稿を一冊に編んだクロニクル。淡いミントグリーンの地に、駐車場を埋める色とりどりの車、白いラインのテニスコート、机上に置かれた書物、丸椅子と一足のスニーカーといった日常の断片が、輪郭のやわらかな手描きイラストでパネル状に並ぶ。情報の洪水を煽るのではなく、ひとつひとつの風景を見つめなおす視線が、タイトルの問いかけと静かに響きあう。
著伊丹十三、松家仁之、中村好文、池内万平
装丁山口信博+宮巻麗
岩波書店 / 2018年