
文学・評論
月と太陽
生命科学を背景に、人と人の繋がりや祈りのような感情を静かに描き出す連作短編集。深い黒地のなかに、目を伏せた少年が手のひらに黄色い蝶を集める様が水彩で描かれ、淡く光るシャツの胸元には小さな青い星がひとつ揺れている。タイトル文字は明朝の白で右上に控えめに据えられ、余白を大きく取った構図が静謐さを際立たせる。闇のなかに小さな光を見いだす物語の手触りが、装画の繊細な階調にそのまま重なっている。
About
Credits
- 装丁
- 鈴木久美(角川書店装丁室)+next door design
- 装画
- 中島梨絵

















