一覧に戻る文学・評論海の見える理髪店荻原浩海辺の小さな理髪店を訪れた客たちが、白髪の店主と交わす会話を通して人生の断片に触れていく表題作ほか、家族や記憶をめぐる六篇を収めた連作短編集。淡い水彩で描かれるのは、三角屋根の理髪店と、その奥にひらける青い海。傾いだ椰子、サインポール、白い鴎が一羽——日常の細部が透明な絵具の滲みに預けられ、輪郭はどこか頼りない。縦組みの明朝が静かに空に浮かび、物語の穏やかな手触りを、そのまま装丁が引き受けている。About出版社集英社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保伸子装画新目惠Amazonで見る