一覧に戻る文学・評論それを愛とまちがえるから井上荒野夫婦やパートナーの関係を、それぞれの「愛のかたち」のずれから描く長編小説。淡い水彩で描かれた白い水着姿の二人の女性──ひとりは膝をついて視線を落とし、ひとりは背を向けて髪に手をやる──が、広い余白のなかに離れて置かれ、対角に水玉模様の浮き輪が漂って画面をやわらかく結ぶ。肌のぬくもりと余白の冷たさが拮抗し、タイトルに潜む揺らぎをそのまま受けとめている。About出版社中央公論新社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁藤田知子装画田中海帆Amazonで見る