一覧に戻る文学・評論ウナノハテノガタ大森兄弟原始の海辺で死体を運び続ける父と子の物語。弱い命が集まる楽園を舞台に、彼らの使命は罪か救いかが問われる。鯨が大空を悠然と泳ぎ、海鳥が舞う透明な青の世界を、樹木と蔦が両端からアーチのように縁取る。岩場に立つ少年、小舟を漕ぐ影、寄り添う白い水鳥。水彩の柔らかな筆致が神話的な情景を立ち上げ、白いカタカナの題字が淡い色彩のなかに静かに差し込まれる。穏やかさと不穏が同居する一冊。About出版社中央公論新社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)+築地亜希乃(bookwall)装画コマツシンヤAmazonで見る