一覧に戻る文学・評論モノクロの夏に帰る額賀澪古い一枚の写真をきっかけに、八十年前の夏から現在へとメッセージが手渡されていく物語。表紙は水彩のにじみで広がる大きな入道雲が画面を満たし、その下にセーラー服の少女の後ろ姿が小さく立つ。遠景にはやわらかな街並みが沈む。縦書きの題字は墨の筆致を残した書体で、湿度をはらんだ空気と静かに響き合う。色を失った時間がもう一度鮮やかさを取り戻していく瞬間の気配が、装画と余白にゆっくり満ちている。About出版社中央公論新社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁長﨑綾(next door design)装画さとまAmazonで見る