一覧に戻る文学・評論光降る丘熊谷達也東北の自然と人の営みを描き続けてきた著者による長編。森と光に満たされた丘を舞台に、生きることの手触りが静かに立ち上がる物語である。カバーは黄と緑を主調とした油彩風のタッチで、木洩れ日の差す森の中に腰かける人物と、奥で立ち止まる人物が小さく置かれる。荒い筆致が光の粒立ちを残し、白く抜けた幹と地面の黄が画面に呼吸を与える。文字は黒の明朝で縦に据えられ、絵の柔らかさを引き締めている。光と人影の距離が、土地と人の関係をそのまま画面に翻訳している。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁須田杏菜装画杉山巧Amazonで見る