
古典の語彙のなかから、現代の感性で「エモい」と感じられる1654語を選び抜いた辞典。小説、マンガ、歌詞など、創作のための言葉の手引きとして編まれている。表紙には、髪をなびかせ花や星に包まれて本を読む少女のイラストが大きく配される。淡いレモン色の地に水色やピンクの線が走り、縦組みのタイトルは黒の明朝で凛と立つ。下部の帯は赤の太い見出しで「新たな表現は、古語から生まれる!」と告げ、夢見るような絵と引き締まった文字組みが、古い言葉に宿る瑞々しさを一冊の佇まいに重ねている。

著鷲田清一
装丁鈴木千佳子
装画nakaban
朝日出版社 / 2019年
文学・評論