一覧に戻る文学・評論一人飲みで生きていく稲垣えみ子カウンターに腰かけて小鉢を手にする女性、その向こうで料理を差し出す板前──町の居酒屋らしき情景を、線だけで掬い取った一冊。会社も冷蔵庫も手放した著者が綴る、ひとりで飲む時間にひらかれる世界の話だ。表紙は生成り地に細い黒のペン画、タイトルは青、著者名は淡い赤で手書き風に置かれ、帯のオレンジが温度を添える。装画の余白の多さと線の軽やかさが、孤独ではなく自由としての「一人」をそのまま映している。About出版社朝日出版社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁芥陽子装画佐々木一澄Amazonで見る