一覧に戻る文学・評論どうしてこんなところにどうしてこんなところに」という問いをタイトルに掲げた一冊。場違いな場所に立ち尽くす感覚、あるいは自らの現在地への戸惑いを、静かに掬い上げる物語が想像される。カバーは黒一色に近い深い闇を地にして、上部には夜景か水面のかすかな光の帯がにじみ、白い明朝で組まれた和文タイトルと、赤で小さく添えられた英文タイトルが対をなす。著者名はやや崩した筆致で寄り添うように置かれ、余白の取り方は抑制的だ。暗がりの中でこそ立ち上がる問いの輪郭を、装丁そのものが体現している。About出版社双葉社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁水戸部功