
双葉社のミステリー&エンタテインメント誌、創刊45周年を迎えた節目の号。新連載や評論連載など、複数の作家による作品が並ぶ。深い藍色を地に、上部には白抜きの大きな明朝体タイトルがゆったりと配置され、警備員らしき人物が夜の書店内で本を読む俯瞰のイラストレーションが画面下半分を占める。整然と並ぶ本棚、市松模様の床、窓越しの暖色の光が静謐な物語性を立ち上げる。右下のオレンジの「6」と数字「2018」が、藍の闇に小さな灯をともすように響き合う。読書という行為そのものを丁寧にすくい上げた一冊。
著平沢逸
装丁川名潤
カバー写真竹之内祐幸
講談社 / 2024年
文学・評論