一覧に戻る文学・評論もうひとつの浅草キッドビートきよし漫才コンビ「ツービート」の片割れが、相方と過ごした浅草の修業時代を綴った回想録。芸人として生きるとは何かを、当事者の視線から静かに語り直す一冊。表紙は淡い水彩で描かれた往時の浅草フランス座とその前を行き交う人々。赤い看板、ビルの黄味を帯びた壁面、傾いた光と影が手描きの線で柔らかく溶け合い、雑踏のざわめきまで感じさせる。タイトルは黒い肉筆風の太字で縦に大きく置かれ、絵の質感に呼応している。失われた街の記憶を、絵筆と文字でそっと立ち上げるような佇まいの装丁。About出版社双葉社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木徹(THROB)装画沢野ひとしAmazonで見る