文学・評論
おい! 山田 大翔製菓広報宣伝部
安藤祐介
製菓会社の広報宣伝部を舞台に、組織のなかで右往左往する人々を描く長編小説。表紙は淡い水色を背景に、菓子の並ぶ机を挟んで見上げる女性社員と長身の男性を中心に据えたアニメ調の線画で、黄色のカーディガンや赤い椅子、ピンクのニットといった原色がリズムよく配されている。奥には書類や試作品が雑然と積まれた職場が細密に書き込まれ、タイトルは赤い帯のなかに手書き風の太字で力強く置かれた。働く場の喧騒と、そこに立つ人物のささやかな緊張をひとつの画面に閉じ込めた装丁。